本車名は,3節の語にちなみ名付けられる。マッカ時代中期の初め,またそれよりも少し後の啓示といわれる。その主題は前章と密接な関連をもつ末来論的章である。堅忍と時の神秘は,天に登る道を示すであろう。罪と善行は,それぞれ必ずその結果の来ることが教えられる。
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 天使たちや聖霊(大天使ジブリール)は,一日にして,かれの許に登る,その(一日の)長さは,5万年である。
4 かれらは互いに顔を合わせることが出来ない程恐れる。罪ある者はその日,自分の罪を贖うために自分の子供たちを差し出そうと願うであろう。
11 自分を救えるならば,地上の凡てのものを挙げて贖うことを請い願うであろう。
14 (正義に)背を見せて,背き去った者を召喚するであろう。
17 またかれらの富が,公正であると認められている者,
24 本当に主の懲罰から,安全であると考えるべきではない。
28 かれらの妻や右手の所有する者に限っている場合は別で,罪にはならない。
30 しかしこれ以外に求める者は法を越えた者である。
31 今不信心者たちが,あなたの方に急いでいるのは何事か。
36 いや,断じて出来ないことである。本当にわれは,かれらが知るものから,かれらを創ったのである。
39 いや,われは東と西の主によって誓う。われにとっては可能である。
40 かれらよりも優れた(外の)者をもって,かれらに替えてやろう。われは,失敗することはないのである。
41 だからあなたは,かれらを(虚栄に)浸らせ,戯れに任せるがよい。かれらが約束されている,その日の会見まで。
42 かれらが墓から慌ただしく出て来る日。それはまるで(現世で)かれらが偶像神へと急いだように。
43 かれらは目を伏せ,屈辱を被るであろう。これがかれらに約束されていた,その日である。
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