本章は,第1節冒頭の語にちなみ太陽章と名付けられる。前章同様マッカ最初期の啓示である。美しい自然に関する諸節で始められ,人間の責任感の覚醒の緊要なことが述べられ,真理を拒む者に対する恐しい結果を警告する。
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 邪悪と信心に就いて,それ(魂)に示唆した御方において(誓う)。
8 サムード(の民)は,その法外な行いによって(預言者を)嘘付き呼ばわりした。
11 かれらの中の最も邪悪の者が(不信心のため)立ち上がった時,
12 アッラーの使徒(サーリフ)はかれらに,「アッラーの雌骼駝である。それに水を飲ませなさい。」と言った。
13 だがかれらは,かれを嘘付き者と呼び,その膝の腱を切っ(て不具にし)た。それで主は,その罪のためにかれらを滅ぼし,平らげられた。
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