貪欲な蓄積のために，人間の真の目的から迷い去る者に対する警告である。こんな者は災難によって覚醒させ，救うほかない場合が多い。この点前章と密接な関係がある。ここに述べられることは，この世では事実根絶し得ない問題である。本章はマッカ最初期の啓示に属する。
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 あなたがたは（財産や息子などの）多いことを張り合って，現を抜かす。
1いや，やがて（死後）あなたがたは（その真実を）知ろう。
3もう一度言おうか，いや，やがてあなたがたは知ろう。
4いや，あなたがたは（今に）はっきり知るとよいのである。
5その時あなたがたはそれを明確に目で見ることであろう。
7その日あなたがたは，（現を抜かしていた）享楽に就いて，必ず問われるであろう。
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