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本章は最初期のマッカ啓示で,残酷な迫害の特別の場合である。悪は結局失敗のほかはなく,自分の手が自らを滅すもので,富も地位も用をなさないという一般的な教訓である。
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。  
アブー・ラハブの両手は滅び,かれも滅びてしまえ。1
   
かれの富も儲けた金も,かれのために役立ちはしない。2
   
やがてかれは,燃え盛る炎の業火の中で焼かれよう。3
   
かれの妻はその薪を運ぶ,4
   
首に棕櫚の荒縄かけて。5